有料老人ホームを選ぶ3つのポイント

「1日の時間がとても早く過ぎる」

学生時代を終え、社会人になった多くの方がこのように感じると言われています。社会人だけではありません。結婚して子どもを産み、子育てに注力する女性も、やはり日々が早く過ぎていくように感じるそうです。

望む、望まないに関わらず、人は誰でも歳をとります。
「ついこの間まで青春を謳歌していたのに、気付けば美容や健康にばかり気を遣う年齢になっていた」
そんなふうに感じた経験を持つ方もいるのではないでしょうか?時間の経過を早く感じるということは、一般的に高齢と言われる年齢に達するまでの期間もあっという間と言えます。

高齢になると身体機能が衰え、日常生活に様々な困難が生じます。中には、介護をしてもらわなければ生きることが難しい方もいます。歳をとり、高齢者となった時、生活に支障のない日々を送るためには、早いうちから老後のことについて考えておく必要があります。

高齢者が日々を送る施設の1つに、老人ホームがあります。食事や介護、家事、健康管理のような生活を支援するサービスが提供されるため、多くの高齢者が利用しています。

老人ホームには、社会福祉法人や地方自治体が運営する「特別養護老人ホーム」と、民間企業が運営する「有料老人ホーム」があります。特別養護老人ホームは、公的サービスであるため、入居費用が安い点が特長です。しかし、入居待ち期間が長いという難点があります。

一方、有料老人ホームは、特別養護老人ホームに比べて費用こそ高額ですが、施設数が多く、サービス内容も多岐に渡り、充実しています。「少々高い費用を払っても有料老人ホームを利用したい」と考える方は少なくありません。

しかし、前述したように有料老人ホームは数が多く、施設によってサービス内容も異なります。どの施設を利用するか、迷ってしまう方も多いでしょう。

以下では、有料老人ホームを選ぶ時に気にしたいポイントを解説します。入居施設を探す際の参考にしてください。

有料老人ホームを選ぶ3つのポイント

1・地域
有料老人ホームは日本全国にあります。近隣地域の施設を選ぶことはもちろん、思いきって遠方の施設への入居を検討しても良いでしょう。施設周辺の環境が良ければ、安全に外出でき、散歩や買い物が楽しくなります。海が好きな方は海に近い地域、山が好きな方は山に近い地域にするといった選び方もあります。ただし、ご家族がいる場合、あまり遠くの施設に入居してしまうと、ご家族に会いづらくなるので気を付けてください。

2・サービス内容
有料老人ホームには、要介護者への支援に長けた「介護付」と、生活支援に重点を置いた「住宅型」、健康維持を目的としたサービスを提供する「健康型」の3種類があります。種類だけではなく、サービス内容の詳細も施設ごとに大きく異なります。例えば、有料老人ホームの中には夫婦で同じ部屋に入居できる施設や、ペットを連れて入居できる施設などがあります。施設の公式サイトなどを見てサービスを比較すると、より自分に合った施設に入居できます。

3・入居条件
ほとんどの有料老人ホームでは、年齢の他にも入居条件が定められています。要介護認定を受けている方のみ受け入れている施設もあれば、反対に介護が必要ない自立した方のみ受け入れている施設もあります。一部の病気を患っていると、入居が認められない場合もあります。入居を考える際は、自身の状態と施設の入居条件もきちんと確認しましょう。

有料老人ホームを探す際は、日本老人ホーム紹介サービスセンターの利用がおすすめです。賃貸物件を探す感覚で、簡単に有料老人ホームを探すことができます。自分で検索するだけではなく、全国の施設から最適な施設を紹介してもらえる点が特徴です。施設選びに悩んでいる方は、相談してみてはいかがでしょうか?