介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修はホームヘルパー2級から制度が変わり誕生した資格です。

 

これを取得するためにはまず、全130時間のカリキュラムをひとつも残すことなく修了する必要があります。全130時間と聞くととても長いように思われるかもしれません。しかしその講座内容は実に多岐にわたっているため、知らなかったことを知る楽しさや驚きの連続と言うことができます。そのため実際に受けてみると、あっと言う間に感じられるはずです。介護職員初任者研修の講座の主軸は、座学と演習のふたつです。まず座学では、介護を取り巻いている状況や法律について学習します。

 

介護保険についても詳しく学ぶので、実生活でも活用することができる分野です。また老化や障害についての知識、そして患者数急増が社会問題となっている認知症についての知識も詳しく学びます。専門的な学習内容のため難しく感じられるかもしれませんが、その分、やりがいもある分野です。

 

そして演習では、排泄や入浴、食事、移動と言った生活動作に対する介護の方法を、実際に体を動かして学習します。入浴介護のための特殊浴槽やリフト、また移動介護のための車いすと言った道具に触れることができる機会ですし、自分が介護する側、介護される側、両方の立場を経験するため、様々なことを感じ、学べる分野とも言えます。

 

これらの講座を修了した後、試験を受け、それに合格をすれば資格を取得することができます。